日本橋に行くと、今でも東海道の名残というのか、目立たないかも知れませんけどモニュメントが建っていますね。ここが日本の道路網のスタートラインだとかいう意味のことが書いてあります。普段は何気なしに前を通っていますが、落ち着いて考えると、東海道という街道を人々が上り下りしながら日本史は築き続けられたのでした。
十返舎一九の筆によると教科書にも出てくる東海道中膝栗毛のような物語も、東海道を旅した町人たちの視点から、当時の東海道の旅の道として商人にも一般の旅人にも利用され、また関所の雰囲気から幕府がどれほどセキュリティ対策をしていたかがうかがい知れる、貴重な資料を提供してくれています。
江戸を出立して、京の都を見物して終着点の大阪に着く、そんな、今の時代なら新幹線で2時間ほどで行ってしまえるところへ、当時は人の足だけが頼りで、毎日一生懸命歩いては旅籠(はたご)に泊まりしながら、ある意味命がけで旅をしたのでした。
そんな往事の様子などを想像しながら、東海道をもう一度味わい直したい、そんなことを考えるのは、今のニッポンがもう一度自分を取り戻したいからなんでしょうか。だから東海道400年祭などを企画したのかも。